最後のご挨拶ということで、長々と書いては直しを繰り返していたのですが、 強い想いを形に起こそうとすると陳腐な表現にしかならず、悔しいです。 それ程、BDSM、ラ・シオラで得られた感覚や経験を言葉にすることは難しい。 人間は心底面白い。醜く、優しく、汚らしくて愛に溢れてる。 生きて、この世界に出会えて良かった。 温かな感謝の気持ちで一杯です。 Mの方々、リエさん、ドミナの方々、フロントの方々、皆様には本当に良くしていただきました。 誠に、ありがとうございました。ここに感謝申し上げます。 人生一度きり。薄っぺらな他人の物差しで図られた表面上のものなんて意味が無い。 想像と創造を絶やさず濃厚な魂の交流を。 ”生き様”を思う存分、晒しながら、味わいながら、生き抜いて下さい。 私と関わってくださった全ての人々の幸せを、心から願っています。 藤香 人生の大きな決断をいたしました。今、私は人生の分岐点に立っています。全てのエネルギーと時間を割く必要がある為、プロドミナを辞することといたしました。
私はドミナであることは加虐性や支配力だけではないことをラ・シオラにて学びました。 それは生き様です。己の道を決め、自ら舵をとり、責任と実感を持って自分の選択を遂行すること。強く、”生”を掲げること。 ラ・シオラでの日々は何事にも代えがたい豊かな経験となりました。 最初はプライベートで始め、その後BDSMの世界に本格的に入りました。人間と向き合うこと、ダイレクトに反応が返ってきますから、どれも有意義に出来たかと言われれば、難しい局面もありました。しかし、周りにいるドミナが助けてくれたり、リエさんがいつも優しく手厚いケアをしてくれました。またセッションの最中、Mに心救われることもありました。 二の足を踏んでいる人がいたら、ドミナになりたい人も、会員になりたい人も勇気も持って一歩踏み込んで欲しいと思います。ラ・シオラは秘密の花園。とても優雅で素敵な場所です。お会いしたら分かりますが、個性際立つドミナが勢揃いですし、入りたてのベビードミナ達も見目麗しく伸び代が沢山。リエさんが集めてくださった素晴らしいお道具も宝の様にあります。人生一度きり、後悔しないように”今”を生きてください。 人間は摩訶不思議。ラ・シオラを通して様々な人間の揺らぎ、深みを見ることが出来ました。私達は孤独では生きられず、お互いに影響を与え合って生きている。 貴方達の血肉、心が今の私を形作る一部となっています。特殊な世界ではありますが、M達に出会えて心の底から感謝しています。私へ身も心も捧げ、意義深い時間を共有してくれましたこと、本当に、ありがとうございました。3月6日土曜日が最終となります。是非お会いいたしましょう。 M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。 今回はポートレート二弾目です。 シオラに入ってからランジェリー、ラテックス、エナメル、と続き、今回はレザーのお写真です。帰国した際のブログでもレザーに対する思いを書いたのですが、衣装が増えてまいりましたので、またご紹介いたします。 レザーですと現在所有しているものは ロングコート トレンチコート(短、長) バイカージャケット ノーカラージャケット テーラードジャケット スカート(短、中、長) ワンピース(袖有、無) パンツ(編み上げ) ブラ コルセット(長、短) ハーネスブラ ハーネスパンツ 手袋(指ぬき、短、中、長など色々) 軍帽 ショートブーツ ロングブーツ サイハイブーツ パンプス 写真では全て紹介しきれませんでしたが、上記のものはございますので、衣装リクエストがあればお知らせください。 そして鞭を振ってる時にこんな楽しそうな顔をしてるんだ、となった証拠写真が撮れましたので、載せておきます。 貴方の背後で、痛みを忍んでいる最中満面の笑みを浮かべております。
それでは、また。
M淑女M紳士の皆様ご機嫌いかがでしょうか?
世間の不穏な空気とは関係ない、清々しいお天道様に癒されている日々です。 恐らく多くの人が予見していた通りに、緊急事態宣言の延長に入ってしまいましたね。 年明け早々困難な状況が続きますが、どうかお気を落とさずに。 ただ、どうしても塞ぎ込みになってしまう方に少しでも気分転換になればと、短期間ですが継続して撮り溜めた写真やらBDSMのことや関係ないことまでブログに上げていきたいと思います。 どうぞお付き合いよろしくお願いいたします。 第一弾はエナメル衣装でのお写真です。刺さるアングルでも撮ってありますので、お楽しみ下さい。全貌はPORTRAITのページへ飛んでいただければ見ることが出来ます。それでは。
https://lasiorafujika.weebly.com/portrait.html
M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。 年明け初めてのセッションは、思い入れのあるMとのものでした。 彼は私と会う為にラ・シオラの会員になったのですが、最初はそんな言葉を聞いても、 M達はそんな言葉は掃いて捨てるほどに言いますから、特に気に留めていませんでした。 しかし、毎度毎度、飽きもせず会いに来るのです。 そして来る度に成長する。 最初、何も出来ないんですが、、と言ってたのですが、正しく言葉の通り何も出来ないMでした。 ただ数が重なるごとに様々なことが出来るようになっていくのです。 それは私を受け入れようと一生懸命に努めているから。 一番顕著なのが心の開き方でしょうか。 だからか次第に言葉が響くようになり、私の一言で大きく体が反応してしまう迄に変貌を遂げました。 やはり、SMって面白い。回数を重ねていくことの意味が、最近益々分かるようになりました。 またそれらと同時に噛み締めるのは、言葉の持つ意味の重さ。 経験から考えると、一番身近にある人を殺すことも生かすことも出来るツールだと思います。 ドミナと名乗る以上、上手く使いこなせる様になりたいものです。 最後にお知らせですが、暫く土曜日14:30-21:00の日程になります。 ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。 謹んで新春をお祝いいたします
ここに旧年中に賜りましたご厚情に感謝致しますと共に 皆様に良き年が訪れますようお祈り申し上げます 光陰矢の如しとあるように、月日が経つのは本当に早いですね。 一日一日を豊かに生きたいと願いますし、 私は引き続きSMを通して貴方達の日々に彩りを与えられたら幸せです。 そしてそれらの日々が積み重なり、変えがたい記憶となれば嬉しく思います。 本年も一層の努力を重ね、さらなる飛躍の年にする為に励んでまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。 M淑女M紳士の皆様、ラ・シオラ関係者の方々、本年も誠にお世話になりました。
足枷に重りが付いたような、自由に動けない非常にもどかしい一年となりましたが、前進出来ない中で日常の有り難みが身に沁みました。 当たり前と思っていることは、当然にあるものではない。人、事、物、全てに於いて。 こうして生きていることも、丁寧な日々の積み重ねで出来ている。 衣食住のどれかが欠けてしまえば安全にも健康に暮らすこともままならない。 人間は予期できない危機的状況下に晒された時、本性が露呈します。 改めて人とは罪深く、だからこそ興味が尽きないのだなと感じました。 私という人間は人々との繋がりで形作られています。独りでこんな人間なんだと主張したところで周りに誰も居なければ、私という一個人の輪郭は存在し得ません。 私に寄り添い、お付き合いくださいました事、感謝申し上げます。 暗闇が一層深いほどに喜びの輝きが増すのではないでしょうか。 明るい未来を信じて。皆様良いお年をお迎えください。 M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。 師走に入りましたね。何かと身軽に動けない特殊な年となりましたが、皆様にとってはどんな1年になりましたか?今年の私の心持ちは出来ることを着実に、といったものでしたので手元を動かして色々と作っていました。 最近完成したものをご紹介いたします。吊床とバラ鞭です。 物作りは大変面白く、制作過程では自分の弱点や強みが浮き彫りになるので、反省しつつも自分自身を鼓舞しながら進めてまいりました。 手塩にかけたものは可愛い。吊床もバラ鞭も完璧なものとは遠いですが、愛着が湧きます。これからも修正・改善を継続して良いものにしていきたいと思います。 こぼれ話になりますが、集中している時以外は割と注意力散漫な人間ですので、染色した縄を翌週に鞄ごと無くしてしまったことがありました。80m染色して今度はまた100m。本当に自分の呆け加減にほとほと嫌気が差しましたが、作業を繰り返すことで精度も上がっていきました。手際や要所を掴んで前回より成長するのです。日進月歩の心で、精進していきたいですね。
その鞄の中に入っていた緊縛の本と縄を手にした方には、是非ともこちらの世界に足を踏み込んでいただきたいです。 年内も変わらず以下のスケジュールです。臨時の場合はラ・シオラデスクまでよろしくお願いいたします。2020年SM納めを私と共にいたしましょう。 schedule (金)16:30-21:30 (土)14:30-21:30 それでは、また。 M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。
日々寒さが深まり、いよいよ冬ですね。もうすぐ師走です。 私は元々文章を書くのが苦手なのですが、息をするように書ける人もいますよね。文才があるというのは実に羨ましいです。己を豊かに表現出来るということですから。 M達も色々な特技を持っていて驚かされるのですが、中には毎回異なる短編の物語を書いてくるMもいます。ブログ掲載の許可を得ていますので、一部名前などを変更してご紹介いたします。 事前に資料を読み込んでいたので、セッションにかなり没頭することが出来ました。M達が衣装やお道具、ストーリー、各々が創意工夫して自己の世界観を構築しようとしている姿に好感を持ちます。私も加勢・君臨して更なる領域へと誘いたい。この日は制服にエナメルの衣装を仕込み、登場いたしました。 【設定】 名家の令息・令嬢のみ通うことが許される某名門高校で教師を勤める俺は、風紀指導係としてある噂を調査している。この春に退職した前任教師から聞いたサディスト倶楽部の存在である。その教師によると、サディストによる社会支配を理念とするある闇組織がサディストの英才教育と将来の優秀な構成員獲得のために幾つかの進学校に設置した倶楽部で、この学校にも存在しているとのことだった。一応彼が調べた資料をもらいはしたが、この平和な高校で闇組織と繋がりのある生徒がいるとは思えず、ろくに調べもしないうちに半年が経っていた。 先月のある日曜日、職員室で一人仕事をしていた時にふと思い出してサディスト倶楽部の資料を広げていた。調査資料と呼べるほどの内容は無くほぼSMについての説明であり、ノーマル性癖の俺はこんな世界もあるのかと読み耽っていた。 「先生」急に話しかけられ慌てて振り向くと生徒会長の藤香が笑みを浮かべて立っていた。「サディスト倶楽部って私聞いたことありますよ」生徒に資料を見られた戸惑いより藤香が倶楽部について知っている驚きが勝り、どこで知ったかを尋ねると、どうやら生徒会でも代々受け継がれている噂のようだ。これまでの生徒会はただの噂として取り合わなかったようだが、真面目な藤香は怪しい生徒がいないか調べているらしい。学校一の美女と言われる藤香に見つめられて調査を手伝ってほしいと言われると、流石に断ることはできない。次の日から藤香が目を付けた何人かの生徒を二人で調べ始めた。 この1ヶ月、調査にほぼ進展はなかったが、藤香と話す時間が何より楽しかった。頭の良い藤香は話を合わせるのが上手く、つい女子高生ということを忘れてしまう。良くないと分かりつつも特別な感情を抱いてしまう。昨日も放課後の作戦会議で藤香に見とれていると、話を聞いていないと注意されてしまった。どうやら藤香と同じクラスの駿が怪しいという話をしていたようだ。芸能活動をしている彼であれば、危ない繋がりを持っている可能性はありそうだ。 今日は校内テストのため試験監督の無い時間は職員室にいるのだが、体調不良の駿が保健室でテストを受けると聞き、様子を見に行くことにした。駿も気になるが、本当にサディスト倶楽部の一員だとすると保険医の綾子先生が心配である。昔告白して振られた俺は未だに彼女に未練がある。 堂々と保健室に入るのも変なので校舎裏に回り窓から中を除くと、仁王立ちの駿に全裸で首輪をつけられた綾子先生が跪いて一物を咥えていた。髪を掴まれ強引にやらされているが恍惚の表情を浮かべる彼女はマゾで、駿はサディストだとはっきりと関係性が分かった。片思いの女性が犯されている姿に何故か興奮してしまった俺は自慰行為をしてしまう。職員室に帰った後、保健室で見たことを藤香にLINEをし、夜二人で集まることになった。 【セッションあらすじ】 保健室で藤香を待っていると、廊下からヒールの音が聞こえてくる。別の人が来たかと焦ったが扉を開けたのは藤香であった。ただ、制服にいつもの可憐な雰囲気とは不釣り合いの膝上まであるブーツを履いている。 「先生、ここで何を見たのか教えてもらえますか?」女子高生に話す内容ではないと思いつつも説明する俺に笑顔で答える藤香。 「それを見てどう思いました?」「綾子先生嬉しそうだったんじゃないですか?」予期せぬ質問に戸惑う俺に藤香は本性を表す。 自分も駿もサディスト倶楽部に所属していること、清楚だと思われている自分は何人もの男と毎日のように関係を持ちそぐわない男はマゾに堕としていること、サディスト男性様に比べて外見・男らしさ・性的魅力の全てで劣っていること、一つ一つ哀れな教師に理解させていく藤香女王様。美しい教え子のドミナに心も体も支配され、教師はサディスト倶楽部に忠誠を誓うのであった。 M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。寒暖の差が厳しい季節ですね。SMの為には健康があってこそ。体調を壊されぬようご自愛くださいませ。 公言してます通り、鞭を中心としたインパクトプレイを特に好んでおります。一本鞭は長短、鞭先の型が全て異なる6本を所有しています。一本鞭以外にも様々な形・素材の鞭や打具を用意しており、最近は鞭の猛者達との逢瀬も重なり嬉々としてセッションに挑んでます。 緊縛で拘束の後、針や電気での責めも良いですね。 生と死、お互いの魂が交わる特別なひと時を過ごせたらと思っています。 先日約束をしてあったケインセッションの様子。 拘束具なしで自ら身を差し出す様は、見ていて晴れ晴れとする気持ちになりました。 やはり、拘束無しでの方が心からの屈服を意味する強い姿勢だと考えます。 写真の一本鞭は以前紹介していなかったものになります。 各鞭共に先が二つに分かれておりますが面積と形状、全長が異なる為、衝撃は似ていません。先端の幅が広い方が受け入れやすい痛みです。 下記以前裏シオラに掲載しました文章です。 私にとっての生死観がSM/セッションを行うにあたり通じておりますので、是非お読みになって下さい。 M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。 秋もいよいよ深まってきましたね。肌寒い、透き通るような空気に触れると哀愁の念が駆り立てられます。 表紙を揚子様が飾ったとの明るいお知らせが嬉しいですね。少しだけですが、ひろこ様と縄の練習もしましたよ。今ならお時間が合う際には見学にも呼べますので、是非お声がけくださいませ。見学やリアルセッションを重ねていくことが一番ドミナの養分となります。M先生方よろしくお願いいたします。 そしてリエさんのブログにも書かれておりましたが、私、乗馬が好きです。 詳細を述べますと、私が興じていたものは、ウエスタンスタイルの乗馬です。 海辺を颯爽と駆け抜けるのが大好きでした。馬も馬場から海岸へ出るといつもより興奮し、また外に出ると馬場のようにコーナーがありませんから、駈歩の早い事早い事。馬達がのびのびと興奮と喜びの中走る様は、人馬一体を感じられる美しい経験でした。 しかし、私は探究心の強い人間ですので海辺を走るだけでは飽き足らず、22歳の時に遊牧民と共に生活し乗馬をするという旅へ出かけました。 天山山脈の麓、手つかずの大自然の中で過ごす日々は、一言で表すと美しくも過酷な旅でした。 10代の中頃に一親等の親族が亡くなり、死というものが意識下に常にあったものの、外的要因で自分に死という不可抗力を強く感じたのは初めてでした。突如厳しい天候に見舞われ、大雪の中での乗馬がその要因のきっかけでした。そのお陰といいますか、悶々としていた自分の死に対する概念がはっきりとしました。 ”一人真っ白な世界に身を置き、深く呼吸をすると自然と涙が溢れていた。馬と接し大自然の中で過ごす日々は、生きる事に正面から向き合うという事だった。 あの人を亡くしてから死というものを身近に感じていたものの、やはり生と死の境目は薄くぼんやりとしたもので、明日この世から私が消え去っても何一つおかしなことは無いのだ。 だからこそ今生きているということは尊く、脆く、儚く、不思議と美しいのだろう。” 上記は当時私が残していたメモです。 どんな経験にも意味があると思います。 悔いの無いように、日々を重ねたい。 貴方という自然と衝突し生を感じることが出来る今が、愛おしいです。 |
AuthorSadistic Dominatrix, Archives
March 2021
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