美しいドミナとの出会いと、摩訶不思議な出来事がありました。
何故彼女と知り合ったかというと、友人の彼の紹介でした。 その彼はロンドンで4年程過ごしており、初めて泊まった宿泊先の家主が彼女、つまりドミナだったのです。 しかし初日はドミナだと感じさせる類いのものは綺麗さっぱり片付けられ、全く気づかなかったとのこと。 ただ一日目にしてかなり打ち解けたらしく、次の日からは共有スペースに色々なお道具が置かれる様になったそうです。 貴女に会いたいわ、と招待された私は、街の喧騒から離れ彼女の元に訪れました。 駅に到着するやいなや、金色の輝く髪をなびかせ、青みがかった薄灰色の瞳を持った美女が目の前に現れました。 穏やかな優しい笑顔で迎えられましたが、普通と異なる点は彼女の背後に奴隷がいるということ。 奴隷は車の扉を開け、恭しく二人の女王様に仕えるのでした。 歴史が古く自然豊かな町に、大きく構えた煉瓦造りの家。 奴隷が鉄格子の門を開け、彼女に誘われながら中へと入って行きました。 暖炉には火がくべられ、暖かな空気に心も体も和みます。 ふと気付くとシャンパンを片手に、私達は何時間も話していました。 何故ドミナになったのか、好きなプレイ、叶えたい妄想など、、 お酒の力も加わり大いに盛り上がり、最後には奴隷ワームレースをここで開催しよう!という話で締め括られました。 夜も更けてきたので私達は寝ることに。ゲストルームは奴隷が暖かく、そしてとても綺麗に寝具の準備をしてあります。 うとうとと、気づくと眠りについていた私は真夜中に突然目を覚ましました。 喉に渇きを覚え、ひやりとした廊下を歩き階段を降りてキッチンに向かいました。 静まり返った大きな空間は少し恐ろしさも感じる程。何か重たい空気が、そこにはありました。 冷蔵庫を開けたところで、 「この時間に体を冷やすのもな、、温かいお茶でも飲もう。」 と思い立ち扉を閉めると、 いきなり頭上から 「ハーッハッハッハッハ、ハッハッハッハ」 と機械音の男性の笑い声。 ぞわっと背筋が凍りつきました。 思わず後退りし、ケトルのある反対側へ。心臓が激しく脈打つのを感じながら平然を装い水を入れました。 そしてお湯が沸くのを待っていると、今度は暗い階段の下から 「ズググ、、ググググ、、」 と低く唸るような音が。 一筋の汗が背中に流れゆくのを感じました。 続く Comments are closed.
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AuthorSadistic Dominatrix, Archives
March 2021
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