M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。
唸るような暑さも少し引いて、夏も終わりに近づいてきましたね。 以前M紳士とのセッションにて、香水をお持ちでしたら是非、とのことで普段から愛用している香水を持参いたしました。藤香様の世界へ入り込むきっかけとしての指定だったのかもしれませんが、もしかして良い匂いフェチの人もいるのかしら、と思いました。 香水の香りもそうですが、ボトルもとても綺麗だったり可憐だったりしますよね。 中でも特にお気に入りが、Santa Maria Novella のFresiaという香り。世界最古の薬局として知られ、イタリアの修道院で作られているものですが、甘くて深みがあるのに、優しく心が落ち着く香りです。 修道士達が紡いできた歴史ある癒しの香り。それを現代のドミナの私が纏う。なんて背徳的なのでしょう。聖域の香りを纏った私は、貴方にはどう映るのでしょうか。悪魔的?貴方の尊厳を奪う異端者? 貴方のその潤んだ目で確かめて、藤香様に伝えて頂戴。 M淑女M紳士の皆様ご機嫌いかが?
とても蒸し暑い日々ですね。 蝉の鳴き声やお盆の時期が来ると、毎年訪れていた北陸を思い出します。そして涼む為の工夫や古くからの文化を通し、日本の繊細な美意識に驚かされていました。 祖父が作った大きな庭の池をすいすいと泳ぐ、色とりどりの鯉達と涼やかな風鈴の音。流れる水のせせらぎや鈴の高い澄んだ音色が火照った体の暑さを引いていく。視覚と聴覚が刺激され体感とは異なる次元へ連れて行かれるよう。 少し足を伸ばして金沢を訪れれば古い武家屋敷や街並みがあり、そこには粋な古人の愉しみが見て取れました。 私が特に興味を惹かれたのは綺麗な木目の桐の箱。少し緑がかった色味のそれは、木々のうねりからまるで立ち上がったかのように佇んでいました。 しかし何も空いてない。まさしくどっしり構えた重厚な四角形そのもの。 異質な美しさに惹かれましたが、その箱はなんだろうと不思議に思いました。 横にあった札を見ると聲桶の二文字。その屋敷では鶯を鳥籠に入れた後に桐箱に入れ鳴き声を響鳴させ風情を愉しんでいたと知り、瞬く間に光景が頭に浮かびました。 果たして閉じ込められた鶯はどんな気持ちだったのでしょう。暗く、いつ出られるか分からない空間に閉ざされ、それはそれは哀しく泣いていたのではないでしょうか。哀愁を含んだその聲は人々の心に、更に美しく心を震わせるような響きだったのでしょう。 残忍であるけれど、そうしなければ得られない快楽、愉しみといった人の欲を、趣きあるその箱からひしひしと感じました。人間は時に欲望の上に冷淡。非情な事とは分かっているのに何故か心奪われてしまう。 私も貴方達の聲桶を作って、日々その鳴き声を嗜みたいものですね。とても贅沢で残酷な遊びを。 M淑女M紳士の皆様こんにちは。いよいよ日差しが強く、暑くなってきましたね。冷えたアルコールが美味しい季節です。
私の諸事情により間が空いてしまい、失礼いたしました。そしてご予約をくださった方々、大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。 また是非お会いする機会があれば、嬉しいです。 ご予約の方に、女装ご希望の方がいました。女装子ちゃんとのセッションが遂に、と心躍らせておりました。私はお化粧や衣装でかなり気持ちが切り替わる方なので、異世界へ誘う導入として、その影響を色濃く与えたいと思っています。 アイシャドウ、口紅、チーク、ブロンザー等々、お化粧道具は並べるだけで気分が高揚します。様々な国内や海外のメーカーを使ってみたのですが、今だとDiorの発色と色持ちがかなり好みで、何個も所有してます。貴方にはどの色が似合うかしら? お気に入りの色と香り、お洋服に囲まれて脳内スイッチをオンにする。そこから先は乙女の秘密の花園。一緒に愉しいこと、しましょう。 |
AuthorSadistic Dominatrix, Archives
March 2021
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