M淑女M紳士の皆様、ご機嫌いかが?
世間の騒々しさとは真逆に、暖かく過ごしやすい日々が続きますね。 道には花々も咲き誇り、穏やかな良い季節になりました。 BDSMの世界は私を魅了するもので溢れています。 凛とした強く美しいドミナの女性像に始まり、その理想像を核として身に纏うもの、 お道具や武器、退廃美の世界観など、それらは私の心を掴んで離しません。 レザーもその一つ。着ることで守られ、そして更に自分の強みが増す様な気持ちになります。滑らかな革は、しっとりと優しく体に寄り添う。生を纏うことの有難さが身に沁みます。 渡欧してから本革の帽子・ジャケット・スカートなどお気に入りを手に入れたので、 セッション時に全てレザーで統一して、質感や香りに酔いしれながら挑みたいですね。 そして個人サイトを作り直しました。扉絵の写真など自身で撮ったもので、私のBDSMに対する世界観が伝わったら嬉しいです。ブログがメインになりますが、ポートレイトのページも作りましたので、是非サイトにも遊びに来てください。 激しい心臓の鼓動を聞きながら、音のする方へ行くと、そこには布を被せられた檻が。
なんと唸るような音は奴隷の盛大ないびきだったのです。 なんだかこの状況が笑えてきてしまい、その後はすぐに眠りにつくことが出来ました。 次の朝、まだ寝ぼけ眼でぼんやりしつつ階段を降りていくと、奴隷が朝食の準備をしています。 彼女はもう起きていて、 「おはよう。よく眠れたかしら?」 と素敵な笑顔で迎えてくれました。 そして私は昨晩起こった出来事を話し始めました。 深夜にキッチンに行き冷蔵庫を開けたら突然機械音の笑い声がしたこと、奴隷が檻で寝ていることに気付かず、いびきに驚いたこと。 すると彼女が急に真剣な眼差しになりました。 キッチンの上の棚からカウボーイの形をした鉄枠のおもちゃを持ってきて、 「一回も最後まで出来たことないのよね。」 そう言いながらおもむろにそろり、そろりと枠に当たらないように、くねくねとした形をクリアしていきます。 カウボーイハットの急な曲がりがある部分に差し掛かったところで当たってしまい、 「ハーッハッハッハッハ、ハッハッハッハ」と笑い声。 夜中に聞いたあの音でした。 「私がロンドンへ移り住んだのが今から20年ほど前。 当時、90歳を超える高齢の夫婦と暮らしていて、とても仲良くしていたけれど、年々認知症が悪化していってしまったの。食事を皆でしていると、旦那さんは食べ終わった後に手元にある様々なものをカチャカチャと触り出すようになって。 現役時代はエンジニアで、やっぱり強烈に記憶に残っていたみたい。元々好きだったことだしね。 だから私はこのおもちゃを彼にプレゼントしたの。そうしたら、偉大な発明品だと言って、毎日楽しそうに触っていたわ。 彼が亡くなった後、これは思い出の品だったから私が引き取ったの。今まで一回も電池を変えてないけど未だに動くし、触れてなくても突然音が出たりする。何か伝えたいことがある時なんかは特にね。」 私は不思議な体験を幼少期からしてきたので、この話も妙に腑に落ちました。 昨日の出来事は、彼なりの私への挨拶だったのかもしれません。 その後も色々な話を続けていると、「ほんと、男ってどうしようもないわ。」 そう彼女が話した途端、「ハーッハッハッハッハ、ハッハッハッハ」 と彼が全くそうだねと頷くか如く、また笑い声が響くのでした。 M淑女M紳士の皆様ご機嫌いかが?
新型ウイルスにて騒がしい昨今ですが、体調はいかがでしょうか。 厳しい状況が続くと思いますが、心身共に労わり日々をお過ごしください。皆様の安全と健康を心よりお祈りしております。 お知らせが遅くなってしまい、大変申し訳ありません。お気付きの方もいらっしゃったと思いますが、ご予約受付を停止していました。欧州で日々事態が悪化していき、その為色々な処理、手続きを行なっておりました。5月6日までは引き続きお休みをいただきます。それ以降の予定は状況次第になります。 状況が落ち着き、セッションが再び出来ることを愉しみに、過去のセッションを思い出したり、何をしようか、、と妄想に耽ったりしています。 そして彼方へ渡ってから、色々とお道具やお洋服を購入していました。セッションで使用したく、疼いております。まずは写真に撮った鞭の紹介から。 本革の一本鞭、バラ鞭、ケイン、そして木製のバットです。 こちらの一本鞭は鋭く、切るような痛みが走ります。鞭にはThe Snakeという名前がついており、蛇のように艶かしく妖しさもあります。 このバラ鞭は、体にどしんと響きます。今まで所有していたバラ鞭の中で一番重たいものになります。25本で構成され、革自体が厚いので衝撃が強いです。 次に本革のケイン。私自身革のケインを見たことがなく、綺麗だなと思い手に入れました。打つと官能的な刺激があります。個人的にとてもお勧めの一本です。 最後は滑らかな木製のバット。やはり硬質なので鞭とは異なるインパクトがあります。後ろの方にもねじ込みたいですね。 お道具のお手入れをし、鞭達は艶々です。しかし暫しのおあずけ時間。 思わず興奮してしまう、貴方達の叫びが待ち遠しい。 |
AuthorSadistic Dominatrix, Archives
March 2021
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