M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。
日々寒さが深まり、いよいよ冬ですね。もうすぐ師走です。 私は元々文章を書くのが苦手なのですが、息をするように書ける人もいますよね。文才があるというのは実に羨ましいです。己を豊かに表現出来るということですから。 M達も色々な特技を持っていて驚かされるのですが、中には毎回異なる短編の物語を書いてくるMもいます。ブログ掲載の許可を得ていますので、一部名前などを変更してご紹介いたします。 事前に資料を読み込んでいたので、セッションにかなり没頭することが出来ました。M達が衣装やお道具、ストーリー、各々が創意工夫して自己の世界観を構築しようとしている姿に好感を持ちます。私も加勢・君臨して更なる領域へと誘いたい。この日は制服にエナメルの衣装を仕込み、登場いたしました。 【設定】 名家の令息・令嬢のみ通うことが許される某名門高校で教師を勤める俺は、風紀指導係としてある噂を調査している。この春に退職した前任教師から聞いたサディスト倶楽部の存在である。その教師によると、サディストによる社会支配を理念とするある闇組織がサディストの英才教育と将来の優秀な構成員獲得のために幾つかの進学校に設置した倶楽部で、この学校にも存在しているとのことだった。一応彼が調べた資料をもらいはしたが、この平和な高校で闇組織と繋がりのある生徒がいるとは思えず、ろくに調べもしないうちに半年が経っていた。 先月のある日曜日、職員室で一人仕事をしていた時にふと思い出してサディスト倶楽部の資料を広げていた。調査資料と呼べるほどの内容は無くほぼSMについての説明であり、ノーマル性癖の俺はこんな世界もあるのかと読み耽っていた。 「先生」急に話しかけられ慌てて振り向くと生徒会長の藤香が笑みを浮かべて立っていた。「サディスト倶楽部って私聞いたことありますよ」生徒に資料を見られた戸惑いより藤香が倶楽部について知っている驚きが勝り、どこで知ったかを尋ねると、どうやら生徒会でも代々受け継がれている噂のようだ。これまでの生徒会はただの噂として取り合わなかったようだが、真面目な藤香は怪しい生徒がいないか調べているらしい。学校一の美女と言われる藤香に見つめられて調査を手伝ってほしいと言われると、流石に断ることはできない。次の日から藤香が目を付けた何人かの生徒を二人で調べ始めた。 この1ヶ月、調査にほぼ進展はなかったが、藤香と話す時間が何より楽しかった。頭の良い藤香は話を合わせるのが上手く、つい女子高生ということを忘れてしまう。良くないと分かりつつも特別な感情を抱いてしまう。昨日も放課後の作戦会議で藤香に見とれていると、話を聞いていないと注意されてしまった。どうやら藤香と同じクラスの駿が怪しいという話をしていたようだ。芸能活動をしている彼であれば、危ない繋がりを持っている可能性はありそうだ。 今日は校内テストのため試験監督の無い時間は職員室にいるのだが、体調不良の駿が保健室でテストを受けると聞き、様子を見に行くことにした。駿も気になるが、本当にサディスト倶楽部の一員だとすると保険医の綾子先生が心配である。昔告白して振られた俺は未だに彼女に未練がある。 堂々と保健室に入るのも変なので校舎裏に回り窓から中を除くと、仁王立ちの駿に全裸で首輪をつけられた綾子先生が跪いて一物を咥えていた。髪を掴まれ強引にやらされているが恍惚の表情を浮かべる彼女はマゾで、駿はサディストだとはっきりと関係性が分かった。片思いの女性が犯されている姿に何故か興奮してしまった俺は自慰行為をしてしまう。職員室に帰った後、保健室で見たことを藤香にLINEをし、夜二人で集まることになった。 【セッションあらすじ】 保健室で藤香を待っていると、廊下からヒールの音が聞こえてくる。別の人が来たかと焦ったが扉を開けたのは藤香であった。ただ、制服にいつもの可憐な雰囲気とは不釣り合いの膝上まであるブーツを履いている。 「先生、ここで何を見たのか教えてもらえますか?」女子高生に話す内容ではないと思いつつも説明する俺に笑顔で答える藤香。 「それを見てどう思いました?」「綾子先生嬉しそうだったんじゃないですか?」予期せぬ質問に戸惑う俺に藤香は本性を表す。 自分も駿もサディスト倶楽部に所属していること、清楚だと思われている自分は何人もの男と毎日のように関係を持ちそぐわない男はマゾに堕としていること、サディスト男性様に比べて外見・男らしさ・性的魅力の全てで劣っていること、一つ一つ哀れな教師に理解させていく藤香女王様。美しい教え子のドミナに心も体も支配され、教師はサディスト倶楽部に忠誠を誓うのであった。 M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。寒暖の差が厳しい季節ですね。SMの為には健康があってこそ。体調を壊されぬようご自愛くださいませ。 公言してます通り、鞭を中心としたインパクトプレイを特に好んでおります。一本鞭は長短、鞭先の型が全て異なる6本を所有しています。一本鞭以外にも様々な形・素材の鞭や打具を用意しており、最近は鞭の猛者達との逢瀬も重なり嬉々としてセッションに挑んでます。 緊縛で拘束の後、針や電気での責めも良いですね。 生と死、お互いの魂が交わる特別なひと時を過ごせたらと思っています。 先日約束をしてあったケインセッションの様子。 拘束具なしで自ら身を差し出す様は、見ていて晴れ晴れとする気持ちになりました。 やはり、拘束無しでの方が心からの屈服を意味する強い姿勢だと考えます。 写真の一本鞭は以前紹介していなかったものになります。 各鞭共に先が二つに分かれておりますが面積と形状、全長が異なる為、衝撃は似ていません。先端の幅が広い方が受け入れやすい痛みです。 下記以前裏シオラに掲載しました文章です。 私にとっての生死観がSM/セッションを行うにあたり通じておりますので、是非お読みになって下さい。 M淑女M紳士の皆様ご機嫌よう。 秋もいよいよ深まってきましたね。肌寒い、透き通るような空気に触れると哀愁の念が駆り立てられます。 表紙を揚子様が飾ったとの明るいお知らせが嬉しいですね。少しだけですが、ひろこ様と縄の練習もしましたよ。今ならお時間が合う際には見学にも呼べますので、是非お声がけくださいませ。見学やリアルセッションを重ねていくことが一番ドミナの養分となります。M先生方よろしくお願いいたします。 そしてリエさんのブログにも書かれておりましたが、私、乗馬が好きです。 詳細を述べますと、私が興じていたものは、ウエスタンスタイルの乗馬です。 海辺を颯爽と駆け抜けるのが大好きでした。馬も馬場から海岸へ出るといつもより興奮し、また外に出ると馬場のようにコーナーがありませんから、駈歩の早い事早い事。馬達がのびのびと興奮と喜びの中走る様は、人馬一体を感じられる美しい経験でした。 しかし、私は探究心の強い人間ですので海辺を走るだけでは飽き足らず、22歳の時に遊牧民と共に生活し乗馬をするという旅へ出かけました。 天山山脈の麓、手つかずの大自然の中で過ごす日々は、一言で表すと美しくも過酷な旅でした。 10代の中頃に一親等の親族が亡くなり、死というものが意識下に常にあったものの、外的要因で自分に死という不可抗力を強く感じたのは初めてでした。突如厳しい天候に見舞われ、大雪の中での乗馬がその要因のきっかけでした。そのお陰といいますか、悶々としていた自分の死に対する概念がはっきりとしました。 ”一人真っ白な世界に身を置き、深く呼吸をすると自然と涙が溢れていた。馬と接し大自然の中で過ごす日々は、生きる事に正面から向き合うという事だった。 あの人を亡くしてから死というものを身近に感じていたものの、やはり生と死の境目は薄くぼんやりとしたもので、明日この世から私が消え去っても何一つおかしなことは無いのだ。 だからこそ今生きているということは尊く、脆く、儚く、不思議と美しいのだろう。” 上記は当時私が残していたメモです。 どんな経験にも意味があると思います。 悔いの無いように、日々を重ねたい。 貴方という自然と衝突し生を感じることが出来る今が、愛おしいです。 |
AuthorSadistic Dominatrix, Archives
March 2021
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